【Amtrak利用】カナダ・バンクーバー~アメリカ・シアトルまで電車で行った話(前編)
2020-12-31
こんにちは。YKです。
2020年の年末は難しくなってしまいましたが・・・
我が家の年末年始の恒例行事は海外旅行です。
2020年正月、カナダ・バンクーバーを訪れた際少し足を伸ばしてアメリカ・シアトルへ1泊2日で行きました。
国境を超えますが、4時間ほどで行くことが出来るので日帰り旅行も可能です。
思い立ったらすぐに行けるほどの距離ですが、手続きに時間がかかるのでチケットの予約やビザの準備をしておいたほうがスムーズです。
今回、私達が行った手続きと車内の様子をご紹介します。
Sommaire / もくじ
出発前:Amtrakでチケットを予約する
※バンクーバー発、シアトル行きの例となります。
バンクーバー~シアトル間を結ぶ交通網はいくつかありますが、私達は「Amtrack(アムトラック)」というアメリカの旅客鉄道を利用しました。
Amtrackの列車は、運行する区間により独自の名前がついており、バンクーバー~シアトル間は「Amtrak Cascades(アムトラック・カスケーズ)」という列車が運行されています。
時間帯により電車とバスの2種類から選択でき、価格も出発時間帯によって変わります。
私達は観光する時間を考えて、AM6:35発の電車を予約しました。
帰りは少しゆっくりめに午後発、バンクーバーに夕方着です。
帰りはバスを利用しました。そのお話はまた次回!
出発地・目的地の選択は慎重に!
チケットは日本からインターネット予約が可能です。
…が、出発地、目的地の候補が複数あり、少しややこしいです。
出発地は
VANCOUVER, WA(アメリカ、ワシントン州) と VANCOUVER, BC(カナダ・ブリティッシュコロンビア州)
の選択肢があります。
カナダ発の場合 VANCOUVER, BC を選んでくださいね。
(アメリカにもバンクーバーという街があることをこの時知りました・・・笑)
そして目的地は
Seattle, WA – Clipper Vacations Ferry Terminal(フェリーターミナル) と SEATTLE (KING STREET STATION), WA(キングストリート駅)
の選択肢があります。
今回は駅に行ったので SEATTLE(KING STREET STATION), WA を選びました。
予約が完了すればメールで予約確認と、Eチケットが送られてきます。
Eチケットはバーコードもついています。
出国時に係員に見せる必要があるので予めプリントしておくことをおすすめします。
往復で購入しました。
料金は帰り(バス)を含め大人二人でトータル $180.00。
日本円で2万円ちょっと、くらいでしょうか。
ESTA(米国電子渡航認証)の取得も忘れずに!
日本のパスポートを所有している人はアメリカのビザを取得することなく、90日まで観光や商用目的で米国に入国することが可能です。
ビザ免除プログラムに基づき(航空機や船舶で)米国に入国する渡航者すべては、有効なESTA渡航認証を保有することが必要とされています。
https://official-esta.jp/what-is-esta
もちろん電車やバスでの入国も対象になります。
申請料は一人あたり14US$(2019年秋現在)
支払い方法はクレジットカードのみとなります。
下記より日本語で申請が可能です。
これが結構面倒くさいので、日本出発前に取得しておくことをお勧めします。
(これがないと当日陸路で入国する際に必要な書類(I-94W)を書かなければ行けなく面倒です)
ESTAの認証まで少し時間がかかります。最低でも出発の72時間前には取得しておきましょう!
出発:バンクーバー パシフィック・セントラル駅へ
バンクーバーからの出発地は「Pacific Central Station」(パシフィック・セントラル駅)。
カナダの大陸横断鉄道「VIA鉄道」をはじめとする長距離列車が発着する駅となります。
市内を走る「SkyTrain(スカイトレイン)」のエキスポライン「メインストリート・サイエンスワールド駅」から徒歩で行くことができます。
私たちは早朝出発のため、ホテルからタクシーを利用しました。
建物内部はちょっとレトロな雰囲気でとても素敵!
正面玄関を入ってすぐ鉄道会社の案内板があり、迷うことはありませんでした。
VIA鉄道、Amtrakは正面玄関入ってまっすぐ入ったところにあります(写真奥)
時間に余裕を持って行きましょう
電車といえど国境を越えるため、出国手続きや税関の通過などがあります。
私たちは1時間半以上前に向かいました。
待つことになるので、早朝の場合は売店がまだ空いていません。
ちょっとしたおやつや飲み物があると良いと思います。
到着後、ロビーに置いてある「税関申告書」に記入します
駅に到着したら机に置いてある「税関申告書」に必要事項を記入しましょう。
改札を通る(出国する時)に購入した切符、パスポート、ESTAと共に係員に提示します。
税関通過〜出発:出国手続きをしていざ乗車!
出国手続きは飛行機と同じ、写真撮影や指紋の登録があります。
英語で簡単な質疑応答(どこ行くの?どこに泊まるの?何日いるの?等)があり、荷物検査があります。
大きな荷物は預けることもできるようですが、私たちは一泊二日の予定だった為スーツケースはバンクーバーのホテルに置いてきたので預けませんでした。
電車は全席指定席。乗車時に座席が確定します。
座席は革張りでしたが、ちょっとボロボロ。笑
新幹線より少し余裕がある感じでした。
車内はカナダドル利用不可
アメリカの会社なだけあって(??)車内ではカナダドルは使えないようです。
(車内の売店でカナダドルを出していた乗客が断られていました)
クレジットカードは利用できるので、現金を持っていない方はカードを使いましょう。
カナダもアメリカもカード決済がとても普及しているので便利です。
車内には売店があります
車内には売店があります。
味は・・・まあこんなものかという感じですが、早朝発なのでありがたいです。
国境到着:電車は一時停車します
電車はバンクーバーから南下。
カナダ・アメリカの国境へ向かいます。
国境に到着する少し前に「もうすぐ国境です」とアナウンスが入ります。
自分の席に戻り、パスポートを準備するよう指示があります。
国境では係員が車内に入り、全乗客のパスポートや荷物をチェックします。
正直、かなり待たされます・・・
乗客の中に一人でも引っかかる人がいたら全員出発できないですからね。
国境通過〜到着:シアトル・キングストリート駅
国境を通過後は順調に南下、アメリカ合衆国シアトルに到着!
入国手続きなどは無く、そのまま降車し終了(荷物を預けている方は降車後荷物の受け取りがあります)
パイク・プレイス・マーケットやスターバックス1号店までは徒歩圏内!
駅はダウンタウンに位置し、裏にはチャイナタウンがあります。
パイク・プレイス・マーケットまでは徒歩で20分ほど。
マーケット内にはスターバックス1号店もありますよ(混んでいますが・・・)
日帰り散策も十分可能です!
私たちはマーケットで名物のクラムチャウダーを頂き、少し足を伸ばして「スターバックス・リザーブ」へ。
コーヒー豆の焙煎見学や、お土産も買うことができました。
駅裏には日系スーパー「宇和島屋」。帰りの軽食はここで調達!
お腹が空いたり、和食が恋しい時は、駅裏のチャイナタウン内にある日系スーパー「宇和島屋 」がおすすめ。
フードコートや日本の食材が豊富に揃っています。
帰りのバスには売店がないので、乗る前におやつとお茶を買いました。
シアトルに住む方、日本食には困らないなあ〜〜という品揃えです!
最後に
一泊二日と短い旅行でしたが、陸路で国境を越え隣へ遊びに行く・・・という日本では経験できないことが出来ました。
当日タイムロスするよりも、事前予約は進めておいたほうがスムーズです。
しばらく旅行に行くことも難しいと思いますが…いつかこちらを参考にしていただく方がいらっしゃれば嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
Bonne journée!!
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